宮迫博之と佐藤江梨子が出演する舞台、「空中ブランコ」が東京芸術劇場で上演された。宮迫演じる妙にテンションが高い医者と佐藤が演じるセクシーな看護婦が、仲間割れするサーカス団を図らずも救う物語だ。
サーカスの花形、「空中ブランコ」のエースフライヤーとして活躍していた山下公平(坂元健児)は相方と息が合わなくなって、落下する日々。それが原因で不眠症にもなっている。妻の勧めもあって病院に向かうが、そこにいたのは、子供のような医者の伊良部(宮迫博之)と、黒い下着に編みタイツ、ハイヒール姿の無愛想な看護婦マユミ(佐藤江梨子)。
空中ブランコに興味を持った伊良部は診察もそこそこにサーカスに乗り込んでくるが、団員は自分勝手で団結心が薄く、空中分解寸前。言い争いや誤解ばかりがうずまくが、ものをはっきりと言う伊良部とマユミの存在が徐々に変化をもたらしていく。
思い込み、エゴ、責任のなすりつけ・・・それによってお互いに壁を作り、心の交流が閉ざされたらどうなってしまうのか――。 団員の姿は他人事でなく、自分にもあてはまることだと感じる人も多いだろう。
気まずくても、思いを伝えること、相手の立場を思いやること。空中ブランコの飛び手が、受け手を信頼して飛ぶように、コミュニケーションは相手を信じて飛び込むことから始まると気づかせてくれる。
本物のサーカスを見ているようなアクロバットも楽しめ、カーテンコールでは、宮迫が同時に投げられた3つの輪を両手と頭でキャッチするという芸を見せて観客を沸かせた。
今回の公演「空中ブランコ」の模様は、WOWOWにて7月11日(金)23時30分〜放送予定。







