「ブロークバック・マウンテン」で知られる台湾のアン・リー監督が、「ラスト、コーション」のジャパン・プレミアに出席した。来日する予定だったトニー・レオンはキャンセルとなったが、主演女優のタン・ウェイと助演男優のワン・リーホンが登場、集まったファンに映画の魅力を語った。
「色、戒」という原題を持つ本作品は、「人生の欲望」と「社会への警戒」をテーマにした愛の問題作。2007年のヴェネツィア国際映画祭でグランプリ(金獅子賞)および撮影賞(オッゼラ賞)を受賞している。
1942年、日本占領下にある上海で、傀儡政権下特務機関の実力者、イー(トニー・レオン)の暗殺を狙って誘惑するワン(タン・ウェイ)のかけひき、思わぬ方向に展開する二人の心の揺れが極限の性描写で表現されており、命がけの任務と恋愛が繰り広げられている。
監督は、「この映画は私にとって非常に深い意味合いを持っています。日本と中国が戦争をしている時代の映画ですが、基本的にはラブストーリーなんです。色々な深い部分も考えて頂きながら、楽しんでもらえればと思います」とコメント。
1万人のオーディションから選ばれたシンデレラ・ガールのタンは、「日本でのプレミアに来られて嬉しいです。撮影中に、共演者と色々な感情を共有しながら成長しました」とアピールした。
アメリカ育ちの歌手であるワン・リーホンは、「日本には素晴らしい芸術、音楽や映画があって、尊敬しています。今回は初めて北京語の映画に挑戦して、中国人としての体験をしました」と笑顔で挨拶をした。
会場では劇中のタンゴを歌う冴木杏奈さんと、日本版オフィシャル・イメージソングを歌う中孝介さんが歌を披露し、映画の雰囲気を一層盛り上げた。
「ラスト、コーション」 2008年2月2日(土)〜シャンテ シネ、Bunkamura ル・シネマ他にて全国一斉公開。







