これは別所さんが初めて翻訳を手がけた絵本「スパイダー屋敷の晩餐会」の発売を記念してのもの。
同書を購入した100人限定のサイン会で、直前の告知にも関わらず、開始30分前から50人以上の熱心なファンが並び、開始時には既に100人近い長蛇の列が出来ているという盛況ぶりだった。
会場に到着した別所さんはその熱気に少し驚いた顔をしながらも、「(絵本の翻訳は)僕自身がやりたいことのひとつだったんですけど、こういうチャンスを頂いて、初めて挑戦しました。難しかったのがキャラクターを作るというところだったんですが、どんな風にしゃべるのかなど、一生懸命考えてつくったつもりです。皆さんもこの作品を愛していただいて、いろんな人に広めていただければ」と挨拶し、サイン会に臨んだ。
サイン会に参加したファンは女性を中心に男性や小さな子供を連れた家族連れも多く、別所さんのファン層の広さを伺わせた。
「10年以上前から別所さんファン」という女性に別所さんの魅力を尋ねると「笑顔と、どんな事にも一生懸命な、熱いところ。それに役者ととしての顔だけなく、『ショートショート フィルムフェスティバル』の代表など、いろいろな顔も持っているところも魅力」と別所さん同様、熱く語ってくれた。絵本についても、「古風な雰囲気と言葉使いが、声に出して読みたくなる」とお気に入りの様子だった。
「お客様の声が直接伝わってくると、新たな活力が生まれるのを実感する」という別所さんは、約1時間かけて一人ひとりと言葉を交わしながら、終始笑顔で接していた。終了時に残っていたファンに対し「初めての翻訳に挑戦して、大切な作品が出来ました。皆さんも、大切にして下さい」と呼びかけた。
初めての翻訳作業について「正直、簡単かと思っていたけど、実際やってみたら大変でした」と苦労を語る別所さん。なかでも一番一番大変だったのは、絵本ならではの短い文章で、いかに雰囲気を伝えるかという点だったそうだ。
「短い文章で、読み手の想像力をかきたてるような表現を考えないといけなかったのが大変でした。でも短い方が、想像力をよりかきたてやすいという事もありますよね。この本はストーリーや絵のタッチが独特なゴシック調で、一度読むと忘れられない内容になっています。子供が身に付けなければいけない教訓、考え方が学べますし、大人にも楽しめるファンタジーです」。
「想像力は、人間の一番すごい力。いろんな事を変える力を持っているんです。演技でも、経験出来ないような役柄も想像力があれば演じられるんです」という別所さんは、今後も「好奇心の趣くまま、ジャンルにこだわらずにいろいろな事に挑戦していきたい」と豊富を語ってくれた。
別所さんが翻訳を手がけた絵本「スパイダー屋敷の晩餐会」







