オリックス 102 000 010 00 =4
楽 天 110 000 011 02×=6
(オ)金子、H川越、H山本、加藤、H香月、●山口(4−3)=日高
(楽)片山、小山、有銘、H川岸(11)、H佐竹(3)、○青山(3−7)=嶋
本塁打:(楽)山崎武23号ソロ(8回・川越)、フェルナンデス17号サヨナラ2ラン(12回・山口)
終盤に試合が大きく動いた。8回裏、山崎武23号で1点差に迫ると、9回裏、フェルナンデスが同点適時打で延長に突入。
先発・片山博視は初回、先頭の下山にいきなり左中間を破られる二塁打を許すと、塩崎二安、後藤死球で無死満塁のピンチを招く。ここでローズに右前適時打を許し、1点を先行されるも、ライト・鉄平の返球で二塁走者・塩崎は本塁封殺。なおも、1死一、二塁の場面は、北川空振り三振、一輝二飛に打ち取り、この回を1失点にしのいだ。
すると打線はその裏、1死から内村賢介が左安で出塁すると、2死後、セギノールのレフトへの二塁打で、一塁から内村が一気に生還。すかさず同点に追いつく。2回裏には、1死から渡辺直人が左安と暴投で二進した1死二塁から、中村真人が左中間を破る適時二塁打を放ち、2対1と逆転に成功した。
援護をもらった片山だったが、2回以降も走者を背負う苦しいピッチングが続く。2回表、1死一、二塁のピンチはしのいだものの、3回表には、1死からローズ四球、2死後、一輝左翼線二塁打で二、三塁とすると、日高に右中間を破られる2点適時二塁打を許して2者が生還。2対3と再びリードを許した。
1点を追う展開となったが、3回以降、立ち直りを見せる金子の前にイーグルス打線は沈黙。5回裏には2死からフェルナンデスが、6回裏には先頭の山崎武が左安を放つも後続が凡退。一方の片山も、中盤以降は粘りのピッチング。5回表、この試合初めて三者凡退に打ち取ると、7回表はわずか8球で内野ゴロ3つと踏ん張り、2対3のまま、試合は均衡状態が続いた。
しかし、土壇場の終盤に試合は大きく動く。8回表、片山が先頭の小瀬を四球で歩かせると、嶋捕逸、犠打で1死三塁。代わった小山伸一郎が、大引にスクイズを許し、痛い1点を追加される。しかしその裏、山崎武の23号ソロで再び1点差に迫ると、9回裏、4番手・加藤を攻め、先頭の渡辺直人左安、犠打で二進した2死二塁から、フェルナンデスが起死回生のライトフェンス直撃の適時二塁打で同点に追いつき、試合は延長に突入した。
そして延長11回裏、先頭の中村が四球を選ぶと、犠打で二進した1死二塁から、フェルナンデスがレフトスタンドへ、劇的なサヨナラ2ラン。連勝を4に伸ばし、首の皮一枚ながら、クライマックスシリーズ進出への可能性を残した。
試合後「昨日西武の優勝が決まったのに、こんなにお客さんが入って『期待に応える試合を』を言っていたんだが、そのとおりの試合だった」とご満悦な表情の野村克也監督。同点打&サヨナラ弾のフェルナンデスに「不思議な男。チームの足を引っ張ったり、持ち上げたり…。忙しい男だよ」と苦笑していた。








