「攻守のバランスが崩れている」。試合後の野村克也監督が嘆いたとおり、投打のバランスが完全に崩れている。初回、打線が併殺でチャンスを潰すと、先発・片山博視がその裏に先行を許す。それでも、ビッグイニングになり兼ねないピンチを2失点で切り抜け、3回に被弾したものの、何とか3失点で踏ん張る。しかし、今度は打線がつながらない。4回、連打で無死一、二塁、外野フライで進塁した1死一、三塁とチャンスを作るも、併殺でこのチャンスを潰す。5回に何とか1点を返すも、今度は投手陣が中盤に失点を重ねる。この連敗中、得点を挙げるチャンスで1本が出ずに流れを失うと、踏ん張らないといけない場面で、投手陣が失点を重ねてズルズル。悪い流れが止まらない。
打線は、序盤に2併殺でチャンスを潰すと8安打で1得点。投手陣も4被弾で8失点。終わってみれば1対8の大敗となった。特に、投手陣は4試合で42失点と投壊現象が止まらない。指揮官も「さっぱり分からん。どツボにはまっている」と頭を抱える状態が続いている。
ただ、投手陣ばかりを攻める訳にはいかない。「気持ちが乗っていない」と紀藤真琴投手コーチが話したとおり、流れに乗れてないことが大きい。打線が相手投手を打ちあぐねている間に、ズルズルと失点を重ねているのが現状だ。もちろん、指揮官も「こういう苦しいときこそピッチャーなんだけど…」と話しているとおり、投手陣が踏ん張れば、試合の流れも引き寄せられる。しかし、紀藤コーチも「いい兆しが見えてこない」と厳しい表情で話す状態だ。
「ムードは最悪。選手は元気がない。点を取られたら負けムードになってしまう。それをはね返すガッツがないんだ。最悪の状態」と嘆いた指揮官。ぼやきが出なくなった指揮官の姿が、事態の深刻さを物語っている。











