最近5試合でわずか2安打と、不振が続くフェルナンデスをスタメンから外し、西武先発・涌井攻略を狙った。しかし、今シーズン2番目に少ない4安打に抑えられ、連敗を喫した。湧井との今シーズン初対戦を前に、池山隆寛打撃コーチは「初球からどんどん打っていけ」と選手に指示。「追い込まれると、打てる確率が低い」との考えからの指示だった。その言葉どおり、2回、草野が2球目をライトスタンドまで運び、2対1と逆転に成功した。
ところが、試合になったのは、ここまでだった。その裏、長谷部が3四球で満塁とすると、適時打と押し出しなどで1失点。代わった松本も勢いを止められず、中村に3ランを被弾するなど、打者15人の猛攻を受け、2対12とワンサイドゲームに。その松本が5回にはブラゼルに場外弾を被弾し、流れが決まった。野村克也監督も「話しにならん」とぶ然とした2回裏だった。
それでも、何とか攻略を仕掛けた打線だったが、3回以降はわずか1安打。2回、6回以外はすべて三者凡退に終わり、昨シーズン4勝を献上した涌井に、116球で悠々と完投勝利を許してしまった。
フェルナンデスに代わって4番に座ったのは、昨シーズン、涌井から2発を放つなど14打数5安打をマーク、相性が良かった山崎武司だったが、この日は4打数ノーヒット2三振。6回の第3打席では、140キロ台中盤のストレートに、タイミングが合わず3球空振りした。
「配球をどんどん変えてくる。対応しきれなかった」と、イーグルス打線を翻弄した、涌井−細川のバッテリーに池山コーチは完全に脱帽。最後に「何も言うことはないよ…」と力なく言い残し、帰りのバスに乗り込んだ。











