2回、中島俊哉の2点適時二塁打で2点を先行。その中島を二塁に置いた2死二塁で、藤井が打席に立った。「今日は岩隈が投げているし、絶対に負けられない試合」という藤井の意地が打席で炸裂。カウント1−1から、3球目のストレートを引っ張ると、打球は三遊間を破った。
「和田とは相性がいい。ボールが見えるんですよ」と、藤井は思わずニヤリと笑ったが、前回の対戦で、和田から適時打を放っていた。その相性の良さを、この打席でも発揮。「まっすぐ1本。狙ってヒットになった」と振り返った。この後、5回の第2打席でも右安を放ち、今シーズンの対戦成績は4打数3安打2打点となった。
岩隈も好リードした。前回、フォークでストライクを取れなかったことを岩隈は気にしていたが「ボールでいい」とアドバイス。テンポも良く「今日は、いい方の岩隈だったんじゃないですか」と笑った。
岩隈は、北京オリンピックの最終選考に漏れ、日本代表の座を逃した。その悔しさは、女房役の藤井が一番知っている。「オリンピックにもれたけど、すぐ切り替えて、チームのために投げてくれた」とエースを気遣う。その岩隈は、この日の勝利で13勝。球団記録を更新中。「勝ちが付いてるし、残り全部勝つ気持ちで投げてほしい」と叱咤激励していた。











