「やられた、里崎にやられたよ」。試合後、8回の打席を振り返り、こう切り出した山崎武。1死満塁から、フェルナンデスの犠飛で1点を返し、なおも続く2死一、二塁で打席に立った。ボールが2球先行した、カウント0−2からの3球目をファール。4球目はボールを選んでカウントは1−3。バッティングカウントに持ち込み、5球目を待った。
そして5球目、若干高かったものの、ボールは甘かった。しかし、来たのはカーブ。タイミングが合わずにファールした。「あそこは、真っ直ぐかフォーク。カーブのカの字も頭になかった」と山崎武。「あそこで、久保がカーブを放る勇気があるとは思わなかった。自分が浅はかだった」と悔しがったが、これで追い込まれ、最後はフォークを空振りして、三振に倒れた。
カウント0−2から、流し打った打球は、痛烈な当たりだったが、ライトのファールゾーンに転がった。「あれをポール際とか、フェアゾーンに持っていかないと」と山崎武。フルカウントから、最後はフォークに手を出したが「手を出しちゃイカン。見逃して四球にしないと…。頭が切り替わらなかった」と悔やんだ。
それでも、3連戦で放ったヒットは1本だったものの、手ごたえをつかんだ3試合だった。「6月のような、一時の不調は脱した」と笑顔も見せる。この日は、第1打席で10球粘りながらも右飛、第2打席は1死一塁で三ゴロ併殺打、第3打席は2死一塁で遊ゴロと結果は出せなかったが「三ゴロ併殺打も、しっかり捉えて、当たりは悪くなかった」と振り返る。初対戦のルーキーにやられたが「初物にやられちゃったけど、次は対策を練って打つよ」と話して、クラブハウスへ引き上げた。











