自身も「不安定だった」と振り返った立ち上がりに、ロッテ打線に先制された。初回、先頭の西岡を四球で歩かせると、根元には左中間を破られる適時三塁打を許し、試合開始から、わずか9球で1点を失う。続く福浦に四球を与えた無死一、三塁から、今度は里崎の遊ゴロの間に2点目を奪われた。
2回以降は立ち直り、我慢のピッチング。4回まで追加点を許さなかったものの、打線がロッテ先発・唐川を打ちあぐねて、なかなか援護を得られない。すると、5回、先頭のサブローに右中間を破られ、早川の犠打で1死三塁。西岡を一ゴロに打ち取って2死までこぎつけたものの、続く根元には、この試合3安打目となる適時打を中前に運ばれ、痛恨の3失点目。この1点で、唐川をさらに楽にさせてしまった。ドミンゴは、7回途中3失点と先発の役目は果たしたが、4敗目を喫した。
試合後、紀藤真琴投手コーチは「初回だけ。神経質になってしまった。3点取られたのは久しぶりでしょ」と、粘投のドミンゴをかばったが、指揮官の目は厳しかった。「1球1球のテンポが悪い、長い。ワンパターン」と、野村克也監督は問題点を指摘。「ドミンゴの時は守りが長いから、攻撃に集中しにくい。とてもリズムに乗れないよ」と嘆いた。
好投を続けながら、1ヶ月以上も白星がないことを報道陣から聞かれても「好調を続けることが、チームの勝利につながると思っている」と話し、決して打線を責めなかったドミンゴ。「とにかく、自分の勝ち星ではなく、チームの勝利に貢献していきたい」と、前向きな気持ちを失っていなかった。










