前回は3打数ノーヒットと封じ込まれたオリックス先発・小松だったが、この日はタイミングが合っていた。初回に回って来た第1打席、カウント2−1と追い込まれたながら、4球目のストレートを中前にはじき返し出塁すると、4回、先頭打者として迎えた第2打席では、初球のスライダーを捉え、左翼線への二塁打でチャンスメーク。続く山崎武司が左前に適時打を運び、リックが先制のホームを踏んだ。
1点をリードされ、何としても追いつきたい6回。先頭打者として迎えると、リックは出塁への執念を見せる。「サードが後ろに守っていた」と確認して打席に立つと、初球のカーブを三塁線へ転がし、セーフティーバントを成功させた。試合後、リックは「先頭打者だったので、どんな形でも塁に出ることだけを考えていた」と、満足そうに振り返った。
これで9試合連続安打。打率も.312から.323と上げた。「基本的に自分のスイングを心がけている」と話すバッティングの状態はいい。特に、3番に座ってから持ち味を発揮している。「後ろに山崎武さんもいるので、塁に出ることが大事」とチャンスメーク役に徹していることが、好結果につながっている。
しかし、自身の状態はいいものの、チームは3連敗。「このまま(好調を)続けて、チームが勝つといいんだけれど…」と悔しそうな表情もチラリ。この日は、試合途中から三塁の守備にもついた。フォア・ザ・チームの気持ちが一番というリック。「どんな時でも、チームの勝ちに向かっている」と明日からの巻き返しを誓っていた。

















