投球練習、そしてベンチ入りと、予定より遅くなってしまったという長谷部。しかし、駆け足でマウンドに向かったことで、緊張がなくなった。初回、先頭の坂口に投じたプロ第1球は「逆球だった」と振り返った137キロのストレート。続く2球目のスライダーで空振りを奪って、カウント2−0と追い込む。外に1球外れた後の4球目、チェンジアップにうまくバットを合わせられたが、打球は長谷部の正面へ。反応良くこれをキャッチすると、素早く一塁へ送球して、先頭打者を打ち取った。
その直後、空からは雷とともに激しい雨がグラウンドに降り注いだ。約20分の中断後にノーゲームが成立し、長谷部のデビュー戦は、わずか4球で終了した。これには、長谷部も「何にもしていない。モヤモヤした感じ。1人しか投げていないので…」と思わず苦笑い。それでも「雨男なんですよ。僕が悪いんです」と話しながらも「リハーサルにはなったと思う」とホッとした表情も見せた。
4球を振り返って「全て失投です。緊張してしまったのかな」と厳しい表情。打者1人だけの対戦だったということもあり「まだ始まっていない感じ」と、一軍デビューの実感がない様子も見せた。次の登板について、紀藤真琴投手コーチは「明日は無理だろう。2日続けて緊張させるのも嫌だし…」とルーキーを思いやっていたが、結局、コーチ会議の結果、スライドはせず、明日は予定どおりに朝井を先発させることになった。それでも、紀藤コーチは「ベンチには入るだろう」と、中継ぎとして登板させることも示唆した。









