三者凡退で初回を終えた岩隈。2回は、2死から根元に初安打となる左安を許すが、続くズレータを速球で空振り三振に打ち取る。ヒットは許したものの、3回から5回までは2併殺にも助けられ、ロッテ打線を全て3人で片付けた。
6回のマウンドも、わずか6球で2死を取った。ところが、ここから突然乱れた。西岡中安、早川右安とこの日初めて連打を許し、一、二塁のピンチ。ここから三者連続で適時打を許し、3点を失った。しかし、7回、8回は立ち直ってともに無失点。11点という、打線の大量援護に守られると、最終回のマウンドを2番手・松本輝に譲り、悠々と5勝目を手にした。
5回途中5失点で2敗目を喫した5月2日の日本ハム戦(札幌ドーム)では、降板後に「腕が横振りになってしまった」と反省点を挙げていた。しかし、この日はその点も「修正出来たと思う」と、しっかり前回の反省をマウンドで生かした。
「急いでしまった。まっすぐばかりでいってしまった」と、試合後反省したが、6回の5連打は、全てストレートを打たれたものだった。それだけに「その辺を修正して、次に頑張りたい」と前を見据えた。
紀藤真琴投手コーチ、そしてマスクを被った藤井彰人ともに「ボールに力があった」と評価した、この日の岩隈。紀藤コーチは「6回は早くアウトを取りたかったんじゃないか。接戦だったら違っていただろう」と話した。ただ、野村克也監督は、岩隈にはさらに上のレベルを課しているだけに「厳しいかも知れないが、岩隈はもう少し安心感、安定感が欲しい。いい球持っているんだから、相手を見下ろす気迫を持って欲しいね」と注文した。
それでも、抜群の相性を誇るロッテ戦では敵なし。これで、2005年8月を最後に、3年近く無敗。このカードでの自身の連勝を7に伸ばした。









