「幸先のいいスタートが切れたね」。会見でこう話すと、山崎武は満面の笑みを見せた。チームは開幕4連敗と最悪のスタート。しかし、7連勝して盛り返すと、4月を貯金3で戦い終えた。その中心となったのが、大ベテランの山崎武だった。「22年目になるけれど、今年が一番いい感じ」と自身も今年のバットには手ごたえを感じている。
評価されたのは.374と高い打率だった。その他にも、出塁率(.488)、長打率(.667)、得点圏打率(.571)もリーグトップの数字だった。「4月の中旬から『獲れないかな?』と思っていた」という山崎武。その打率も、一時は4割を越えていたが、4割を切ったことで「フェルナンデスの打点が高かったし、ホームランもトップじゃないから、どうかと思っていた」という。しかし、打率以外の数字も評価された。山崎武は「嬉しい。励みになる」と話した。
ただ、打率トップ、得点圏打率トップを走っていることには「居心地が悪い」と苦笑する。「自分の一番苦手な分野。4月は乗り切ったけれど、いずれは落ちる。正直、打点よりも、ホームランと打点が欲しいよね」と笑う。昨年の二冠王だけに、マークも厳しくなっているが、それをかわしての高数字。「40才の選手が、2年続けて頑張るとは思わなかったんじゃないの」と照れ笑いを浮かべた。
もちろん、チームの勝利への貢献が最大の目標。「今年は最低でもプレーオフ進出。チーム全体手ごたえは感じている。連敗しないで、3連勝をチョコチョコ続けていかんとね」と気を引き締めていた。











