初回、先頭の工藤、田中賢から連続三振を奪う上々の立ち上がりを見せたものの、稲葉に左翼線への二塁打を許し、スレッジをフルカウントから四球で歩かせた。2死一、二塁とピンチを招いたものの、小谷野から見逃し三振を奪い、立ち上がりのピンチを脱した。
しかし、1点の援護を得た2回、2死から鶴岡に右中間へ二塁打を許すと、続く金子誠にはセンターにはじきき返される。これを聖澤が目測を誤り突っ込み、後逸。この間に鶴岡がホームを踏み、同点に追いつかれた。
「バランスを崩して、そこで修正できなかった」と反省したのは4回。1死から中田をストレートの四球で歩かせ、2死後、鶴岡に2本目となる右安を許した。金子誠を三ゴロに打ち取りマウンドを降りたものの、課題が見えたマウンドだった。
この日の一番の注目は、日本ハムのルーキー中田との対決だった。田中も「新聞とかで騒がれていたので、意識した」と振り返ったが、第1打席は三振に仕留めたものの、第2打席は四球で歩かせた。「三振は取ることができたましたけど、次の打席は四球。たまたま抑えられただけ」と田中も納得できない様子。野村克也監督は「急におかしくなったけれど、(三振を取ろうという)欲が出たからだよ」と苦笑した。
それでも、試合後の田中は「いいボールはあったけれど、2死からの失点や2死から走者を出した。そういうのが多かったので、もったいないなと…。こういうミスを繰り返さないようにやりたい」と反省した。ここまでは「順調は順調だと思う。まっすぐはいい感じ。いいボールは来ていたし、いい感覚でいっていたと思う」と手応えは充分つかんだ様子。この日の最高球速も149キロだった。紀藤真琴投手コーチは「149!? 凄いな、この時期に。心配ないよ。ただ、今日みたいにまっすぐが高めに浮いたり、スライダーがワンバウンドするなど、フォームが緩んだりする」と指摘した。
田中と中田の対決に野村監督は「おもしろかったね。若いのにおごるところもない。心配ない」としながらも「2度目はどうしたんだ、あれ。ああいうところが幼い」と指摘していた。








