4対6と2点を追う9回表、1死から代打・草野大輔が四球で出塁。続く代打・中島俊哉は三振に倒れたものの、横川史学が二塁打でつないで2死二、三塁とチャンスを広げる。ここで、この日5度目の打席が回ってきた大廣。野村克也監督から「まっすぐ1本にしろ」とアドバイスされ、打席へ向かった。
マウンド上には、この回途中から登板した日本ハム4番手・山本。カウント0−2からの3球目を思い切り叩いくと、打球はぐんぐん伸び、バックスクリーンを直撃する逆転3ラン。直撃する音がスタンドまで聞こえるほどの、豪快な一発だった。
この一発で、イーグルスは鮮やかな逆転勝ちを飾った。大きな仕事をした大廣は、試合後も興奮気味。「風はフォローだった。最初よりはなかったですけどね」と一発を振り返った。本拠地・Kスタ宮城より4メートル短い、センター118メートルの球場での一発だっただけに「狭いですね」とおどけた。
第1打席では、本人も「詰まっていた。レフトフライかな、と思った。あそこまでいくとは…」と目を丸くした左越え二塁打、さらに第2打席でも三安を放ち、猛打賞の活躍を見せたこの日の大廣。「チャンスがあったら、しっかりアピール出来るようにしたい」と気を引き締め、球場を後にした











