今シーズン、本塁打と打点の二冠王、さらにベストナインにも輝いた山崎武司が、全選手の最後に更改に臨み、倍増以上の大幅アップで一発サインした。これで、外国人選手を含め、全選手の来シーズンの契約が完了した。
約45分で交渉を終え、会見場に姿を現した山崎武。「判を押してきました。よくやってくれた、とねぎらいの言葉をかけてもらいました」と納得の表情で話した。二冠王とベストナイン獲得に対して、タイトル料も受け取ったことも明らかにし「球団から大きなご褒美をもらった。大事に使いたい」と笑顔を見せた。
来シーズンは、プロ22年目にして自己最高の年俸を手にする。山崎武自身「この年になると、辞めていく選手がほとんど」と話すとおり、同期入団の現役選手は、日本ハム・中嶋、広島・緒方など残り少なくなった。「今回給料が上がって、頑張ったらこの年齢でも給料が上がるということを、周りに証明出来たかな」と満足そうに振り返った。
2004年オフ、オリックスから戦力外通告を受けた。その時点で、すでに36歳となっていたが「見返してやる」と現役続行を決意。その年に新規参入を果たしたイーグルスに入団した。「3年前は、拾ってもらって『そこそこやってもらえば、それでいい』と言われていた。でも、今は『絶対にやってもらわなければ困る』と言われる立場になった」と、チームに欠かせない存在となったことに、気合を入れ直した。
「編成上、今のところ最高額です」と全選手中、最高の評価であることを明かした米田球団代表。「リーダーとして選手会長の高須を支え、若い選手の見本になって欲しい」と、チームをまとめる役割にも期待した。
「もう40歳になる。野球人生は数年しか残っていないと思う」と語る山崎武。それでも「『ユニフォームを着ている以上は、若手もベテランもない』と言われて、ここに来た。周りからは『40歳のプレーヤー』と言われると思うが、そういう声には耳を傾けずにやっていきたい」。来年で40歳を迎える主砲は、来シーズンも若手の見本として、そして、年齢も感じさせないプレーで魅せるつもりだ。










