2回の第1打席、左方向へ鮮やかな流し打ちを見せ、左安で出塁。この一打は、バッティングフォームを変えたことで生まれた。これまでは、背中をかがめて低く構えていたが、「姿勢を高く構えた。強い打球が打てる」と中村。6回の第3打席でも右安を放ち、フェニックスLでは2度目となるマルチ安打をマークした。
それでも、このバッティングフォームに悩みも抱えている。4回の第2打席では、空振り三振に倒れた。「縦の変化球についていけない。それが出てしまった」と中村。「低く構えると、ついていけるけど、強い打球は出ない」と一長一短がある。それでも、どちらがいいか、フェニックスLは試していく最高の場。「実戦で試していきたい」と話した。
フェニックスLでは、これまで6試合すべてにフルイニング出場。23打数9安打、打率.391と4割に迫る数字を残しているが、そのバッティング以上に守備・走塁面の強化を目指している。「守備・走塁ができれば…。守りから入ってのバッティングですから」と、持ち味のバッティングで勝負するためにも、守備は最低限のレベルを身につけるつもり。
そんな中村の守備について、広橋守備走塁コーチは「基本練習ができていなかったので、徹底的に基本をやってきた」とこれまでを振り返る。「フェニックスLでは、ミスがないのが収穫。ボールの追い方、スローイングがよくなっている」と成長を実感している。「ようやく『普通のレベル』になってきたかな」と笑顔を見せた。
「自分のプレーでチームが乗っていけるような、そんなプレーをしたい」と意気込んだ中村。支配下登録を目指し、フェニックスLでさらなる成長を期している。
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