6回は、2番から始まる上位打線を三者凡退に抑えた木谷。続く7回には「一番打たれたくないバッター」と苦笑した、先頭の井上に二塁打を許したが、後続を三振、右飛、左飛に打ち取り、2回を無失点で切り抜けた。
「打者を相手に投げられることが嬉しい」と振り返った木谷。昨年もフェニックス・リーグに参加したものの、入団後に見舞われた右肩痛から、ようやく抜け出したところだった。木谷も「恐る恐る投げていた」と振り返る。しかし、今回は「打者としっかり対戦出来ているし、考えて投げることが出来ている」と笑顔を見せた。
2年目の今シーズンは、春季キャンプで一軍に抜擢されたものの、キャンプ初日にヒジ痛で離脱。その後、ヒジは腫れ上がり、3月にメスを入れた。キャッチボールを再開できたのが6月、実戦登板は8月に入ってからだった。メスの傷跡は残ったが、木谷本来のボールが、確実に戻りつつある。
この日、ストレートのMAXは141キロだったものの、スライダー、チェンジアップ、カーブと変化球がキレた。「投げ込みが出来なかったけれど、オフに体を作って、来年の春には投げ込みたい。そうすれば、ストレートのスピードも上がってくると思う」と話した。
「スタミナがテーマだね」と課題を口にした松井二軍監督だったが、「(この日の)収穫は木谷。来シーズンにメドが立った」と2年目右腕の好投に手ごたえを感じた様子。シーズンの最後に、初めて一軍に登録されながら、マウンドに上がることは出来なかった木谷だったが「それは来年の楽しみとしてとっておきます」と笑った。
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