◆東海勢同士の新鋭対決、エースの踏ん張りがカギ
この決勝カードは、かなりの野球通でも戦前から予想はできなかっただろう。東海代表同士の決勝対決は、第31回大会の中京商(愛知)と岐阜商(岐阜)の決勝戦以来48年ぶり。両校は昨秋の東海地区大会の準決勝で対戦し、4−0で勝った常葉菊川が最終的に大会を制した。大垣日大は、その試合で序盤のチャンスを得点につなげられず、エラー絡みで失点したが、思いがけないかたちでリベンジのチャンスを得た。
両校ともエースにはやや疲れが見られる。変化球をうまく使ってしのげるのはどちらか。捕手の好リードも重要なカギを握る。常葉菊川の田中健二朗は準決勝で4回を投げて4失点だったものの、5回からを無失点に抑えた戸狩聡希の存在が心強い。一方、大垣日大の森田貴之は4試合をひとりで投げており、帝京との準決勝で出した9つもの四死球が疲労を表している。準決勝の最終回で3点をもぎ取った常葉菊川の粘りの攻撃力、積極的な機動力には要注意だ。
「補欠校にも出場の“希望”を残す」という目的で希望枠が設けられて5年目。出場の希望どころか、甲子園優勝の“希望”があることを教えた大垣日大。決勝進出だけですでに十分な功績だが、最大の希望をかなえることができるだろうか。










