旭川南(北海道)×創造学園大付(長野)
◆初出場校同士、選抜初勝利に名を刻むのは…
両校ともに夏の甲子園は出場経験があるが、選抜出場は初。北海道大会を制した旭川南は、エースで主将の浅沼寿紀が文字通りチームの大黒柱を務める。昨秋の公式戦をひとりで投げ抜いたスタミナあふれる左腕で、最速136kmは格段に速いわけではないが、落差のあるカーブとスライダーを織り交ぜた巧みな投球で、防御率は1.34と安定感がある。夏には3度出場している旭川南だが、まだ勝利を味わったことはない。
対する創造学園大付は、2年前に校名が変わってから初めての甲子園。大型打者こそいないものの得意のミート打法でつなぐ。投手陣は、多彩な変化球を持つ左の赤羽晋と、時速142kmの速球を持つ右の中村明弘が、一戦ごとに力をつけてきた。前身の塚原青雲時代に夏の甲子園で勝利経験もあるが、新しい校名を1回戦勝利として刻みたい。
○ 第2試合
関西(岡山)×高知(高知)
◆神宮大会優勝の高知、強豪・関西相手に力の証明なるか
昨秋の明治神宮大会の優勝し、今大会の優勝候補の一角に挙げられている高知は、5季連続の甲子園出場となる関西との初戦。いきなりの難関だが、その実力を証明するチャンスでもある。
國尾健人と森田将之の本格派右腕の2枚看板で安定した試合運びをする高知。攻撃面では1番・大菊裕之、4番・矢野慶太、5番・森田らが打線を引っ張る。主将でもある大菊はインフルエンザで寝込んで抽選会を欠席するハプニングがあったが、もう体調は回復したようだ。
関西は、エース中村将貴が1年夏から甲子園のマウンドを踏み、経験豊富。昨夏に右肩を故障したが、完治をアピールするマウンドにしたい。打っても4番の中村のほか、高橋皇貴、川辺郁也の中軸が打線の核になる。高橋の打点22は出場選手中最多で、長打は少ないもののシュアな打撃が光る。関西は昨年の春夏と連続して甲子園で痛恨の逆転負けを喫しており、今回はその悔しさを晴らす甲子園にすべく意気込む。
○第3試合
都城泉ヶ丘(宮崎)×桐生第一(群馬)
◆話題の21世紀枠・都城泉ヶ丘が試合巧者の桐生第一に挑戦
21世紀枠で甲子園初出場を果たした都城泉ヶ丘が、99年夏の全国覇者である桐生第一に挑む。
攻守にソツのない桐生第一は、創部以来監督を努める福田治男監督の下、とりわけ強力打線が評判だ。打率5割6分7厘で今大会2位の渡邊竜也や昨夏から4番を打つ伊藤彰大ら、昨夏の甲子園経験者が5人残っていることも大きい。右腕・川田展行と左腕・藤岡貴裕の2枚看板はともに防御率1点台と堅い。
春夏通じて初出場の都城泉ヶ丘は、経験でもチームデータでも明らかに劣っている。しかし、センバツならではの枠で出場を果たせた喜びと、同校のOBである宮崎県新知事・東国原英夫氏がもたらした宮崎の活気を、ぜひバネにしたい。エース諏訪日光が、勝負強い桐生第一の打線をどれだけ抑えることができるか、その左腕に命運がかかっているといえる。










