今治西(愛媛)×都留(山梨)
◆21世紀枠の都留が、今治西の強力打線相手に
21世紀枠でセンバツ初出場を果たした都留が、夏春連続出場の今治西に挑む。
昨夏の甲子園で2勝を挙げた今治西のエース能代聖人は、防御率1.07で今大会4番目。潮尚宏とのバッテリーも当時のままだ。しかし、都留の小林久貴も防御率6番目の1.25と負けてはいない。また、志村将広捕手とのコンビは、能代−潮のような甲子園経験はないものの、小学4年からバッテリーを組み、都留二中時代には関東大会で優勝の経験も。抜群に息の合った幼馴染みバッテリーが、昨秋の公式戦では勝った6試合のうち4試合で二桁得点を記録した今治西の猛打線をどう攻めるか。
総合的に見れば今治西が一枚上であることは確かだが、積極的に強豪校とも練習試合を組んできたという“準備”がこの一戦で生かされるかもしれない。
○第2試合
県和歌山商(和歌山)×熊本工(熊本)
◆ともに足を使った攻撃が期待される古豪対決
70年ぶり3回目出場の県和歌山商と、3年ぶり20回目出場の熊本工(熊本)は、いずれも初出場が昭和8年の第10回大会という古豪チームだ。県和歌山商は、エース吉本研吾と控えの坂口慶行というタイプの違う2枚看板投手で、九州王者の機動力を封じたい。選球眼にもすぐれているといわれる熊本工だけに、コントロールの乱れは禁物だ。
熊本工は脚力を生かした機動力野球が持ち味。中でも盗塁数チーム最多の盗塁数を誇る先頭打者の藤村大介、中学時代は全国クラスの短距離ランナーだった2番・加久統之らの俊足は、そのパターン実行のカギを握る。
しかし、昨秋のデータで見るなら県和歌山商の1試合平均盗塁数のほうが上で、実はこちらも足を使えるチームと自負している。加えて本塁打数3位のパワーヒッター・福田勇馬を軸とした強打で、熊本工のエース隈部智也を打ち込むことができるか。
○第3試合
中京(岐阜)×千葉経大付(千葉)
◆1回戦屈指の好カードは父子鷹対決でも話題に
関東地区優勝の千葉経大付と東海地区準優勝の中京は、1回戦屈指の好カード。稀に見る“父子鷹対決”でも話題を呼んでいる。中京の小嶋雅人監督の長男は中堅手の1番・小嶋真太郎。そして千葉経大付の松本吉哲監督の次男は、1番・遊撃手の松本歩己だ。いずれも先頭打者としてチャンスを作る存在の“息子”には自ずと視線がいく。
千葉経大付はその松本に、丸佳浩、大島寛之、齋藤圭祐らが中心となり、昨秋の関東大会で4試合連続2ケタ安打、計54安打を放った。そんな強力打線チームに対し、中京は機動力と投手力が売り。エースナンバーはサイドスローの右腕・川口尊がつけるが、昨秋の公式戦は左腕の小亦哲も3試合で完投している。まずはどちらを起用するのか、そこも勝負のカギになりそうだ。










