左腕ナンバーワンと評判の高い近田怜王(報徳学園)は新2年生ながら、チームの近畿大会優勝、明治神宮大会準優勝に貢献。特に近畿大会の決勝では、大阪桐蔭の強力打線を2安打1失点に抑えての完投という上々の出来ばえを見せた。右打者の内角を突く最速145kmの速球とスライダーが武器だ。1年のときに試合での失敗とケガでいきなりのスランプに陥り、這い上がってきた近田だが、甲子園デビューをどう飾るか。
左が近田なら、右は唐川侑己(成田)。出場選手中防御率は主戦投手のトップだし、一試合平均与四死球0.84も最少で、安定感抜群だ。昨年のセンバツ初戦で145kmをマークしたストレートの球速はさらに増し、昨秋の千葉大会では147kmを記録した。
一方、奪三振王は、「東北のドクターK」と異名をとる佐藤由規(仙台育英)。秋の公式戦での奪三振114、1試合平均11.40は、2位の野村祐輔(広陵)に1試合約1個の差でトップだ。
こうした速球派には、甲子園での150km到達に期待が高まっている。
また、打撃に注目が集まる中田翔(大阪桐蔭)は、実は最速151kmを誇るエースである。昨春痛めた肘が気になるが、マウンドに立つならそれだけで大きなニュースになることは疑いない。
秋の公式戦をひとりで投げ抜いた浅沼寿紀(旭川南)は181cmの長身から、大きく縦に曲がるカーブが決め球。同じく長身186cmの大田阿斗里(帝京)も神宮大会で最速146kmをマークし、奪三振では6位だ。
千葉経大付の投打の要である丸佳浩は、最速143kmのストレートと、シンカーやフォークを駆使した投球を見せる。1年夏から3季連続で甲子園のマウンドを踏んでいる中村将貴(関西)の豊富な経験は強みだろう。
能代聖人(今治西)は強靱で柔軟な手首を使い、防御率4位の1.07。防御率0.81で2位の森田貴之(大垣日大3年)はスライダーが武器。明治神宮大会優勝チーム、高知の国尾健人はスライダーが武器で制球力も○。
そのほか、都留を21世紀枠での出場に導いた関東屈指の怪腕・小林久貴は緩急織り交ぜたスライダーが魅力で、栗山賢(日本文理)も140km台の速球にスライダーが武器。
打撃力が年々豪快になる高校野球界だが、こうした投手たちが各チームの強打者相手にどんなピッチングを見せるだろうか。










