楽天 8 - 3 広島 (Kスタ宮城)
・勝敗投手:○岩隈(8勝2敗)
・本塁打:フェルナンデス(7号3ラン、8号2ラン)
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| >> 試合レポート |
| ◆試合前◆ |
| 野村: |
(集まった報道陣を前に、第一声) 東京ドームの4分の1だな(笑)。
今、雨降ってる? |
| 記者: |
弱い雨が降っています。午後3時頃まで降るとの予報です。 |
| 野村: |
今日は2時から(試合)か? 雨の中でもやるでしょ、きっと。土曜日だから。 |
| 記者: |
今日、明日勝てば、30勝です。 |
| 野村: |
それがどうしたの。 ひとつずつ勝っていけば(30勝くらい)するでしょう。28、29と勝てば、次は30だ。
(ドミンゴ投手のキャッチボールを見ながら) あんなキャッチボールしてたら、ケガするぞ。足がクロスしてるでしょ。あれじゃ力が伝わらないよ。こういうのを二流選手って言うんだね。固定観念で、変えようとしない。みんな理想っていうのがあるでしょ。理想に近づこうとしないんだ。
(続いて長谷部投手のキャッチボールを見ながら) これもそうだろ。クロスしてる。いくら言っても変えないんだ。力が溜められないよ。ロスしてる。腰痛めるよ。どこか悪くする。無駄無二投法だ。 |
| (広島・ブラウン監督が来訪) |
| ブラウン: |
野村監督のボヤキ、いつも楽しみにしています。 |
| 野村: |
広報兼監督だから。パ・リーグは、マスコミ使って盛り上げなきゃ。広島は、ピッチャーが出てきたんじゃないの? |
| ブラウン: |
ルイスがいいですね。野村監督も生で見たら、評価してくれるんじゃないでしょうか。楽天も、ピッチャー陣が固まってきたんじゃないですか? |
| 野村: |
ルイス、こっちに回してくれない? |
| ブラウン: |
嫌です(笑)。監督2年目にして、ようやく先発陣のやりくりがわかってきました。アメリカでは、(左右打者に応じて)ピッチャーを変えることが、試合にそんなに大きく影響しなかったのですが、日本ではよく変えますよね。日本の野球に慣れるまで、時間がかかりました。野村監督はよく奇襲をされるから、(予告先発が無い交流戦では)先発を3人くらいピックアップして対策を練ってました。でも当たらないのでもうやりません。 |
| 野村: |
(ロッテの)バレンタイン監督もよく奇襲をやるだろ。毎日、先発オーダーを変えたり。あれ、なんでなの? ようわからん。 |
| ブラウン: |
私もわかりません。誰にもわかりませんよ。彼はメッツにいた頃からそういうことをしていました。今日はお手柔らかにお願いします。 |
| (広島・小早川コーチが来訪) |
| 小早川: |
監督、こんにちは。今日はお手柔らかにお願いします。 |
| 野村: |
なんだ、こっちの台詞、先に言われちゃったじゃないか。 |
| 小早川: |
先手必勝です。 |
| 野村: |
外国人ピッチャー、いいみたいだな。 |
| 小早川: |
そうですね。リリーフ、中継ぎ2人もいいですよ。
(ブラウン監督がやってきて、小早川コーチに耳打ち) (ブラウン)監督が、お父さんに会えるの楽しみでしょって、言ってたんですよ。(野村)監督のこと「お父さん」、「お父さん」って。 |
| 野村: |
あの監督、何歳? |
| 記者: |
45歳です。 |
| 野村: |
45? 若いな。45って言ったらまだ選手じゃん。
(広島の選手を見ながら) 誰が誰だかさっぱりわからんな。オレ、5年前までセ・リーグにいたんだよな。 |
| 記者: |
6年前ですね。 |
| 野村: |
6年か。こんなに変わるもんかね。東出って伸びると思ったんだけどな。あと知ってるのいないだろ。前田、嶋。野村ってのもいたんだよな。 |
| ◆試合後◆ |
| 野村: |
(会見場に入るなり、無言で囲む記者を見て…) なんだ…? ん? |
| 記者: |
今日は何か一発(一言)、用意されているかと思いまして…。 |
| 野村: |
何を一発(笑)…。期待しているんだ。こんなマジメな監督に。変なこと言われたら困る。 |
| 記者: |
好調の広島・高橋投手に対して、会心の勝利となりました。 |
| 野村: |
そうね。ま、フェルナンデスの3ランが効いた。立ち上がりね。今日はフェルナンデス・デー! 言うことないです。今シーズン初めて楽な試合。バント(のサイン)してないし…。あ、代打言ったか。でも、ゆっくり見させてもらいました。今日は、入場料払わないかんな。 |
| 記者: |
全打点をフェルナンデス、リック両選手が稼ぎ出しました。 |
| 野村: |
うーん…。初回がビッグイニングになったから、先制としては申し分ない。先制、中押し、ダメ押しと理想的。“エースの品格”を感じました。“エースの品格!” もういっちょ“エースの品格”! よろしくお願いします。ここで商売しちゃいかんな(笑)。 |
| 記者: |
どのあたりに“エースの品格”を感じましたか? |
| 野村: |
調子そのものはベストじゃなかったと思うけど、マウンドに立ってる姿に、風格まではいかなくても、エースの雰囲気が出てた。悪いなりにまとめたのが品格。倉への一球が下品な品格だったけどね。 |
| 記者: |
これで5月は貯金1で終了です。 |
| 野村: |
5月に入って苦しかったけど、よく盛り返したね。まして、外弁慶になれないチームが、ヤクルト、巨人相手に3勝1敗で戻ってこれたのが、今日の勢いになった。 |
| 記者: |
明日から6月に入りますが? |
| 野村: |
私の誕生日の月ですから。誕生日は福岡ですので、よろしく!(笑) |
| 記者: |
今日はフェルナンデス選手が指名打者で先発しました。 |
| 野村: |
肩が上がらないんだって。この間の山崎の送球(5月29日(対巨人・東京D) 3回裏の守備失策)のあったでしょ。言い訳じゃないかと思うんだけど、本人が『痛い。上がらない』って言うから。バッティングがいいからしょうがないよね。人の痛いのはわからん。人の痛みは知らないかんな。ここだけの話、『今日は外したらどうだ』って言ったんだけど、入れておいてよかったな。(4回裏)バントで飛び出しよって。やってくれるな。何かやるな、本当に。今日は悪いことだけじゃなくて、いいことも出たから良かった。 |
| 記者: |
山崎武選手が4番に入って、相手も警戒しているようです。 |
| 野村: |
かなり警戒してると思うよ。彼の出塁率も高いだろ? フォアボールもあって。5、6番がポイントになるよ。(フェルナンデスは)長いことホームラン見てないから、いつから出てないんだって思ってたんだよ。6号で止まってたのか。去年も5月の終わり頃から打ち出したんだよな。寒いときダメなんじゃないの? |
| 記者: |
これで球団史上初となる、貯金4となりました。 |
| 野村: |
球団史上最高?(苦笑) 寂しいな。貯金っていうのはすぐなくなる。頑張ってんだよね。ズルズルっていかんと。踏ん張りの月で、その上貯金ができたんだから。欲を言えばキリがない。 |
| 記者: |
踏ん張れた要因はどのへんでしょうか? |
| 野村: |
岩隈の存在もあるだろうけど、永井と朝井。今年は岩隈とマー君がいて、3人目、4人目が課題だったから、それが、今のところうまくいってるから踏ん張れてると思います。 |
| 記者: |
今日は、渡辺、高須選手あたりも、右打ちが徹底されているように見えましたが? |
| 野村: |
実を言うと、1回表(アレックス選手に)スチール決められただろ。あれ、高須の怠慢プレーだよ。ちゃんとベースカバーに入ってればアウトなんだから。ああいうのは許せないんだよね。どやしつけたんだ。仲間の生活圏を脅かしているし、お客さんに失礼でしょ。感動、感激を売る商売なのに。失敗や負けることは、勝負の世界にはあるけど、怠慢プレーはダメ。怠慢プレーするっていうのはチームそのものの姿なんだよ。これは、まず監督をなめてる、甘く見てる証拠。お客さんの前で不快感をあらわにするようなプレー、ダメですよ。売り物がそうあるわけじゃない。『一生懸命やるから好き』ってチームにならないと…。これもあって、ベンチも引き締まったんだろ。全力疾走もしないしな。見ててわかってても誰も言わない。やればできることをやらないっていうのが一番人間として許せない。言ったらいい仕事してるんだ。そのへんは素直だよな。かわいいところある。それでふてくされてたら終わり。怒られる理由作ってるのは、本人だってわからない場合もあるから。素直に一生懸命やるのは、かわいいとこあるよ。 |
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