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楽天イーグルス 

 


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2008年5月20日(火) vs中日ドラゴンズ
楽天 6 - 1 中日 (Kスタ宮城)
・勝敗投手:○永井(4勝4敗)
>> 試合レポート
◆試合後◆
野村 良かったですなあ。交流戦初戦を飾れて。ヤレヤレ…。いきなりチャンピオンとだからね。心配してたんだけれど…。
記者 塩川がいいところで盗塁を決めました。
野村 効いたね。ピンチランナー見事に大活躍。あれでイケイケになった。相手もショックだったろうし。1点勝負だったからね。二盗、三盗効いたね。
記者 本人の判断ですか?
野村 もちろん。ただ、事前の予備知識はあるけれどね。そのためにランナーに出る。それが彼の仕事。
記者 見事にスキを突きましたね。
野村 塩川はしっかりしてるから。ベンチでずーっとスタートを合わせている。ランナーに出てからじゃ、スタートは切れない。ベンチでスタートをしている。
記者 永井も良く投げました。
野村 今日はイニングが『なが〜い』ね。でも、あのホームランは余計。防げるホームランだった。あれは嶋の配球が悪い。打たれるのはしょうがないが、努力の方向性が違う。何度も言っているところなんだけれど。あのリードはダメですよ。
記者 でも、嶋がバットで活躍しました。
野村 帳消しにしたね(笑)。怒ったほうがいいのかな。発奮するんじゃないの。まあ、終わってみれば、勝って良かった。
記者 代走は塩川と決めていた?
野村 1点勝負だから。高波という先入観があるのかな。高波は速いと言われているけれど、チーム内では6番目。ベテランだから、スタートは高波だけれど、途中のスピードは4〜5番目。1番は聖沢で、塩川はその次。向こうは塩川の情報不足だったのかな。あれは思い切りがいい。
記者 谷繁の阻止率が悪いという情報も?
野村 それも当然ある。彼は、モーションは早いがコントロールが悪いと聞いている。
記者 中日の初戦に勝利しました。
野村 あのオーダー見ればね。チャンピオンだよ。でも、それが野球。弱者が強者を倒すのが野球だよ。
2008年5月21日(水) vs中日ドラゴンズ
楽天 1 - 3 中日 (Kスタ宮城)
・勝敗投手:●朝井(4勝5敗)
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◆試合後◆
記者 今日は、山本昌投手の前に、打線も抑え込まれました。
野村 何て言ったらいいかな。表現が難しいね。まだまだ、考えたり工夫したりという展開になると、未熟さがまともに出る。単調なピッチャーには何とか戦えるけど、山本昌のように、キャリア、実績があって、ああいうピッチングの極意みたいなことやられると、とてもついていけない。術中にハマっちゃってる。計算どおり。この辺が今後の課題。楽天の現状のチーム力を見せてもらったよ。まだまだとてもじゃないけど、『考えて野球せえ』には程遠い。でも、今日はどういうわけか、渡辺直だけが打ったね。ああいうバッティングをやればいいのに、みんな。2番の高須なんか、ああいうのやればいいのに、全部引っ張る。引っ張ったらサードゴロ、ショートゴロになるって分かっているのに…。こっちの指示守ってるの、渡辺だけ。逆いけって言ってるのに、みんな引っ張ってる。引っ張りたくなるんだ、球が遅いから。
記者 朝井投手は、今日もT・ウッズ選手のホームランにやられました。
野村 すべてが浅い(朝井)ね。放ったらいかんと言ったのに放る。ホームランバッターに、あんなカーブはダメですよ。何であんな球、要求するのか…。ボールを要求したのはわかるけど、すっぽ抜けて。彼(朝井)の運勢でしょ、ツキの無い。あそこで運のある人には、見逃してくれたり、打ち損じてくれたりする。運の無い人は捕まっちゃう。これが人生だね。運の無さ。
記者 ウッズ選手はカーブを狙ってるようにも見えましたが?
野村 狙ってるようにも見えるけど、狙ってないようにも見える。真っ直ぐ狙ってバット出せば、(カーブに対しても)打球が上に行くでしょ。ハンガーカーブっていうんだけど、ホームランバッターには絶対投げちゃいかん。ああいうカーブは要求しにくいんだ。ランナーいるし。ああいう場面では、フォークとかスライダーとかの方が、まだ、低めに誘い球としてコントロールしやすい。ここ(内角)に放れば、打たれないのに。振らなきゃ歩かせればいいんだよ。ウッズの長打だけ警戒してればいいのに、二つともやられてる。まだ随所にチームの弱さが見える。発展途上だね。教育、指導が足りない。こういう完成されたチームとやるとよくわかるね、足りない部分が。優勝経験のチームとやると。山本のピッチングに手玉に取られとる。すべて、計算ずくでやられてる。技巧派にはこう、本格派にはこうって…。参ったよ。相手のいいようにやられてる。
記者 渡辺選手の打撃といい、嶋選手のバントといい、試合前の監督の指摘を実践していたようですが、何かアドバイスされたのですか?
野村 何にも言っとらん。誰か言ってくれたんじゃないの? 噂をすれば影だね。ああ、もうイライラするな。これが力なんだろうな。もう疲れた。ここから上がれるか、下がっていくのか、そこにいると思うんだ、今のチーム状態は…。ちょっと頭使って、ちょっと工夫すれば何かできるのに、みんな同じ打ち方。変わろうとしないんだ。ボヤいてばっかりだな。ボヤキは永遠だ。
2008年5月23日(金) vs横浜ベイスターズ
楽天 7 - 5 横浜 (Kスタ宮城)
・勝敗投手:○岩隈(7勝2敗)/・セーブ:小山(2勝1敗1セーブ)
・本塁打:山崎武(9号2ラン)
>> 試合レポート
◆試合後◆
記者 今日は、最後は小山投手が締めて、今季初セーブとなりました。
野村 2点で大丈夫かな、と思って出したんだけど…。まだ、ストッパーまではいかないからな、信頼度が。ストップウォッチだ。計ってみないとわからない。とりあえず、先頭取ったからね。先頭が暴れだすと、ストップウォッチになっちゃう。
記者 岩隈投手は8回5失点となりました。
野村 楽あれば苦あり。楽に見てたんだよ、本当に今日は、今年の開幕からこんなに楽に試合見れるの初めて。油断大敵だね。勝って兜の緒を締めろ。いろんな格言出てくるな(笑)。どうしたらこう、ああいうピンチを逃れるのかね。結局、間とかアドバイスとか、いろいろあるんだろうけど…。あと一人、あと1アウトっていう時が一番危ない。みんな早くチェンジになりたいから、早く投げようってなっちゃうのかね。
記者 投手交代のタイミングは、判断が鈍ったのでしょうか?
野村 長い間、監督やってて恥ずかしい話だけど、どういう手を打つのがいいのか。まず紀藤に行って来いと言ったんだけど。でも、具体的な指示を言ってなかったんだよね。勝って反省だよ。
記者 山崎選手のホームランは、「塩川選手のおかげ」とのコメントもありました。
野村 ベンチでも話題になってたんだけど、『塩川が打たせたホームランだ』って誰かがつぶやいたんだよ。相手に聞かなきゃわかんないけど、バッテリー揺さぶるっていうのはあるよね、足の速いのが出ると。本当に野球は心理のスポーツだ。
記者 塩川選手に刺激を受けたのか、渡辺選手の盗塁も見事でした。
野村 今日の渡辺は、本当に勇気を持って、積極的にスタート切ったね。アウトを怖がらずに。ピッチャーも2盗決められて、3盗は無いって油断してたね。スキがあったわ。足は武器だよね。ホームランよりも武器。ホームランは偶発的だけど、足は計算できるからね。バッテリーは警戒するからな。
記者 岩隈投手の交代は、球数ですか?
野村 もうメジャー方式。ちょうど8回行くとき、99球か? 数字も悪いわな。だから汲々(99)しとる。
記者 8回のピンチで、交代は考えませんでしたか?
野村 うちのエースだからね。余計なこと考えちゃいけないんだろうけど、誰出すにしても。誰か一人、川岸って話もあったけど、あそこで岩隈に代えて川岸って言ったら、AB型の岩隈にしたら傷つく。プライドに傷がつく。『川岸ならオレだ』って。エースに敬意は表さないと…。打たれて敗戦投手なら、次に生かすでしょ。覚悟に勝る傷は無い。覚悟決めれば決意しやすいでしょ。今日は格言いっぱい出たな。格言オンパレード。
記者 8回は憲史選手のタイムリーで追加点を奪いました。
野村 まだまだ野村野球には程遠いよ。今日は悪い野球じゃないけど、嫌な野球で勝った。例えば、3点取ったときにノーアウトから山崎が二塁打打ったでしょ。その後のリックは、最低でも進塁打って気持ちが100%頭に無い。それでランナーがいないときに二塁打打ったりするんだもん。一、二塁間開いてるんだから、そこ狙っていかなくちゃ。そういうのが野村野球だよ。油断突いたり、スキを突いたり。それが無形の力でしょ。結果オーライだけど、まだまだ教育が足りないな。
2008年5月24日(土) vs横浜ベイスターズ
楽天 2 - 1 横浜 (Kスタ宮城)
・勝敗投手:○ドミンゴ(2勝2敗)/・セーブ:小山(2勝1敗2セーブ)
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◆試合後◆
記者 最後はヒヤヒヤの勝利でした。
野村 ヒヤヒヤだね(笑)。
記者 20日ぶりの貯金です。
野村 そうですか…。貯金はすぐなくなる。借金はすぐ増える。思うようにいかないね。人生と同じだよ。
記者 先発のドミンゴ投手が1失点と、今日も安定感を見せました。
野村 う〜ん、分からないなドミンゴは…。結果から判断して、そのまま素直に評価していいのか。良く言えば、球の勢いで投げるピッチャーだから、バッターをねじ伏せている。でも、コントロールはアバウトだし、ストレートも速くない。さっぱり分からん。
記者 でも、抑えられている、と言った感じでしょうか?
野村 そういった野球が一番嫌いなんだ。こういう勝ち方も一番嫌い。好みの野球が出来るのはいつの日か…。勝ってぜいたく言うわけではないけど、結果オーライの野球じゃあ…。安定感のあるチーム作りを目指したいから、『勝てば何でもいい』とは考えられない。『勝ったからいいじゃないか』では、日本シリーズで頂点にいけないよ。
記者 残塁も多かったですね。
野村 相変わらず効率が悪い。
記者 そんな中、リリーフ陣の形が見えてきました。
野村 今日は、ドミンゴの代えどきがポイントだった。完投させることも考えたが、7回で120球越えたので代えた。有銘は、対左でいい仕事をしている。川岸もマウンドでの雰囲気が自信満々で、バッターに向かっていっている。リリーフ陣は、あとは青山その他もろもろが揃えば…。そうすれば、継投策が上手くいくんだろうけどね。連投が続くと疲れが出てコンディションが悪くなる。いい状態でマウンドに上げたいね。

しかし、(4回裏、聖澤に)3バントまでさせたのに、ああいうバッティングをしてしまうかね…。渡辺直は一番いい年齢なんだし、最低でも犠飛を打って欲しかった。こうなると、スクイズを考えるよ。スクイズ頼みになる。出す方は勇気がいるんだ…。
記者 貯金を持って、明日から東京です。
野村 どことやるにしても、自立した野球はできないね。
2008年5月25日(日) vs東京ヤクルトスワローズ
楽天 10 - 2 ヤクルト (神宮)
・勝敗投手:○田中(5勝3敗)
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◆試合後◆
記者 3連勝ですね。
野村 オオ、3連勝か? 交流戦は何試合目だ?
記者 5試合目です。
野村 ああ、中日とやって1勝1敗だったか。
記者 今日の田中投手はいかがでしたか?
野村 悪かったね。よく2点で収まった。バランスが取れない。3イニング目に注意というかワンポイントアドバイスをしたんだよ。でもバランスは戻らなかった。心配は心配。
記者 どんなアドバイスですか?
野村 バランスの事を言ったんだけどね。まぁ今日は本当に悪かった。ノムラ野球とはどんな野球か聞いたんだよ。そうしたら、考える野球だと言われた。まぁ、当たっているけど、満点ではない。過程重視の野球だよ。プロセスの野球だと言ったんだ。だから、やることをやらないと結果は出ない。当たり前のことを当たり前にやればいいのに。後ろにみんなを背負っているのに、一人で野球をするな、だよ。
記者 田中投手は力んでましたね。
野村 本当に悪かった。心配だよ。
記者 気迫は感じましたが。
野村 コーチを交えて、6日間どんな調整をしたのか聞こうと思う。まぁ何も(変わったことは)やってないんだろうけど…。遠投がいいんだ。バランスがよくないと、遠くに投げられない。大投手の金田(400投手・評論家の金田正一氏)や村田兆治(元ロッテ・評論家)は、遠投が好きでよくやっていた。知らず知らずのうちにバランスは崩れるんだ。
記者 今日の田中選手は声がよく出ていたように思うのですが。
野村 そういう次元の問題じゃない。そういうことで気合が入ることもあるけど。
記者 打線は10得点をあげました。
野村 う〜ん、攻撃はつながったな。渡辺直人が4回出塁したのかな。鉄平も初の2番で良い仕事をした。出るべき人が出て、つなぐべき人がつないで、かえす人がかえす、理想の展開だよ。
記者 交流戦は良いスタートですが期待してますか?
野村 終わってみなければ分からないよ。
2008年5月26日(月) vs東京ヤクルトスワローズ
楽天 5 - 4 ヤクルト (神宮)
・勝敗投手:○永井(5勝4敗)/・セーブ:小山(2勝1敗3セーブ)
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◆試合後◆
記者 ヒヤヒヤの試合展開でしたね。
野村 まあ、こうなるわいな。相手に勢いをつける。最後がいかんわ。5点とって楽勝みたいに見えるけど、相手は1点、2点と返して反撃ムード。追うものの強みが出る。最後は向こうも駒不足で助かった。いい勉強になった。切り札は最後まで取っておかんとな。スペードのエースをどこで出すか。難しい采配。いい勉強になった。先発がこけたら全部こける。綱渡り作戦や。
記者 交流戦、首位になりました。
野村 止めてくれる? 何だそれ? うちはそんな気分にならん。終わったときに評価、終わったときに首位バンザイ。まだまだ先は長い。
記者 心臓に悪い試合展開でしたね。
野村 ありがとう。そう見えると言うことは、楽天を愛していると言う証拠だよ(笑)。負けたと思うと勝つ。勝つと思うと負ける。不思議なところだ。9回はいよいよダメかなと思った。
記者 こういう試合を取れるのは地力がついたからでしょうか。
野村 いやいや、まだまだツキ野球。ついてる、ついてる。随所にプロの野球、大人の野球ができない。
記者 フェルナンデス選手が送球をカットしてしまいました。
野村 要するにキャッチャーが一番近くにいるんだ。我々の時代なら「OK!OK!OK!」と三連呼だよ。
記者 永井投手のピッチングはいかがでしたでしょうか。
野村 いつものことだが、良いのか悪いのか分からん。評価が難しい。3人で終わらん。サーカス野球。サーカスピッチング。「綱渡り」してる。間合いが長いな。試合も長い。ここはストライクに近い球を放ってくれよと言うところでボール。でも、その次になったら、ストレートをバチーン。なぜ1球目に、それができないのかと言うことだ。評価が難しい。勝ち星は上げているけど、防御率が悪い。神の子か? いや仏の子か・・・。神仏を尊びて、神仏を頼らず。尊ぶのはいいんだけど、宮本武蔵になってもらわんと。
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