測っていても意外と知らない“正常値”
およそ3,500万人、国民の4人に1人が高血圧という高血圧大国ニッポン。「わたし高血圧気味で……」なんていう家族や同僚・友人が周りにいる人は多いだろう。でも実際に、その値が正常に比べてどう高いのか、知っている人がどのくらいいるだろうか? 血糖は? 血中コレステロールは?
世界高血圧連盟(WHL)とノバルティス社が、世界15カ国で40歳以上の男女7,580人を対象に実施した大規模調査「心臓の健康に関する実態・意識国際比較調査」によると、日本で過去1年間に血圧測定を実施した人の割合は85%、「自分の血圧値を知っている」とした人は97%で、いずれも15カ国平均より高かった。
血糖あるいはコレステロールの測定をしている人の割合も、それぞれ77%、78%と15カ国中1位の高測定率。ただ「自分の値を知っているか」となると、血糖値、コレステロール値ともに4分の1が「知らない」と回答しており、「測ってはいるけれど自分の値を知っている人は少ない」実態が浮かび上がった。
こうした値はただ測っているだけではあまり意味がない。正常な値と比べてどのくらい高いのかを評価して、改善につなげなければならないのだが、それができている人はどのくらいいるだろうか。
同調査によると、日本で血圧の正常値を知っているとした人は80%で、15カ国平均の68%に比べてもまずまずの認知率だった。しかし血糖、コレステロールについては、正常値を知っている人はそれぞれ37%と36%と15カ国平均以下で、認知率が低いことが明らかになった。
「そうはいっても正常ってどのくらいなの?」という人のために、ここで血圧と血糖、コレステロール基準値の復習を。
まず、家庭で計った場合の高血圧とされる血圧は「収縮血圧が135mmHg以上、拡張期血圧が85mmHg以上」。高血圧の人はこの値未満を目標に、治療や生活習慣の改善指導が行われる。
血糖では、空腹時血糖値70〜140mg/dL、HbA1c4.6〜5.6%が正常の範囲。コレステロールは、総コレステロール値220mg/dL以下、HDLコレステロールが40mg/dL以上、LDLコレステロール値が140mg/dL以下、中性脂肪(空腹時)が150mg/dL以下――が適正とされている。
※同調査参加15カ国は以下の図参照

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