本モデルプロジェクトは、2007年9月27日に中国北京市で開催された「第2回日中省エネルギー環境総合フォーラム」において、日中両国政府主導のもと、日立と日立(中国)が中国国家発展改革委員会中小企業対外合作協調中心、中国雲南省人民政府省エネルギー弁公室と合意したもので、「日中省エネルギー・環境ビジネス推進モデルプロジェクト」に指定された5件のプロジェクトのうちの一つです。
今回、日立及び日立(中国)は、ボイラー補機用高圧モータ設備の省エネルギーを目的としたインバータシステム2セットを昆明鉄鋼集団に納入しました。本設備は、4月29日から省エネルギー運転を開始しており、初期段階でのエネルギー消費量について、2セット合計で約26%(中国政府目標20%)の低減を達成しています。
今回納入された日立製インバータシステムは、日立の大みか事業所(茨城県日立市)にて心臓部分であるインバータユニットを製作し、中国にある合弁会社東方日立(成都)電控設備有限公司(四川省成都市)(以下、DHC)で組み立てを行い納入されたもので、日立の特許である「省エネモニタリング技術」が組み入れられ「省エネ見える化」を実現したセルコンセプト設計のインバータシステムとなっています。
この「省エネ見える化」技術は、日本国内で事業展開している日立モータドライブ省エネルギーサービス「HDRIVE」(エイチドライブ)で蓄積された省エネルギー評価技術及びモニタリング技術をベースに、日立(中国)研究開発有限公司とDHCが共同開発にあたったものです。
現在、中国政府が取り組んでいる第11次5カ年規画では、省エネルギー・環境保全に関する取り組みが重点化され、2010年における単位GDPあたりのエネルギー消費量を2005年と比較して20%削減するという目標を掲げており、日中協力の中でも省エネルギー・環境保全は大きなテーマとして取り上げられています。
日立と日立(中国)は、今回の昆明鉄鋼集団での省エネルギープロジェクトに続き、中国国家発展改革委員会中小企業対外合作協調中心、及び中国雲南省人民政府省エネルギー弁公室の支援のもと、雲南省昆明陽光基業股分有限公司と共同で、昆明市の化学メーカーである雲天化集団有限公司に対しても、同様の省エネルギーソリューションを提供し、「日中省エネルギー・環境ビジネス推進モデルプロジェクト」に貢献していきます。さらに、中国における省エネルギー・環境保全事業に積極的に参画し、中国企業のエネルギー利用効率と技術水準の向上に協力することで、第11次5カ規画が定める目標の実現に寄与していく考えです。
株式会社 日立製作所
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