日立は、今回の取組みにより、Webサイトの音声読み上げや文字拡大を実現するソフトウェア「ZoomSight」など自社製品の新ガイドライン「WAI-ARIA」への対応をすすめるとともに、日本国内におけるWebサイトやWebシステムのアクセシビリティやユーザビリティがさらに向上することをめざして、スクリーンリーダー*5などを開発販売する企業の「WAI-ARIA」への対応を支援します。
現在、国内外のWebサイトにおいては、閲覧者の使いやすさや分かりやすさを理由に、Ajax*6やDHTML*7などを用いて動的なコンテンツを提供するリッチインターネットアプリケーションの利用が増加しています。
これらのサイトでは、マウスのドラッグ・アンド・ドロップ操作で、表示画面の一部をずらすように動かすことができるなど閲覧者の操作性を向上するものの、マウスでの操作が中心でキーボードによる操作ができないことや、画面読み上げソフトウェアなどを利用できないなど、アクセシビリティの低下も生み出しやすいといわれています。
そのため、WAIでは、リッチインターネットアプリケーションを用いたWebサイトのアクセシビリティを確保する仕様「WAI-ARIA 1.0」草案を発表し、2008年度中にその正式版を発表する予定です。
「WAI-ARIA」は、日本国内のスクリーンリーダーなどWebサイト閲覧の支援ツールを開発する企業やWebシステム開発企業が、アクセシビリティを確保する際に対応の求められる新しい仕様のため、これらの企業にとっては、対応にあたり「WAI-ARIA 1.0」草案の早急な日本語化は不可欠の状況でした。今回、日立は、これらの動きにいち早く対応し日本語版を公開します。
日本語版公開サイトについて
今回発表した「WAI-ARIA 1.0」エディターズドラフト(草案)の日本語版公開サイトは、以下です。
http://www.hitachi.co.jp/universaldesign/wai-aria/index.html
*1 W3C(World Wide Web Consortium) :
インターネットやイントラネットで利用される技術の標準化をすすめる団体。
*2 WAI(Web Accessibility Initiative) :
W3C内に設けられた組織で、高齢者や目の不自由な方など誰もがWebサイトを利用を可能にすることを目的とし、アクセシビリティに配慮したWebコンテンツの作成方法などに関する指針を公表している。
*3 リッチインターネットアプリケーション:
ユーザインターフェースにAjaxなどを用いて、単純なHTMLで記述されたページよりも操作性や表現力に優れたWebアプリケーションのこと。
*4 WAI-ARIA(Web Accessibility Initiative-Accessible Rich Internet Applications) :
高齢者や目の不自由な方などを含め全ての Web閲覧者が、リッチインターネットアプリケーションで作成された動的なWebコンテンツを閲覧が可能な、開発者向けにまとめられた仕様群。
*5 スクリーンリーダー :
高齢者や目の不自由な方などがWebサイトを閲覧する際、画面を音声で読み上げるソフトウェア。
*6 Ajax :
Asynchronous JavaScript and XMLの頭文字をとった略称。Webページの再読み込みを伴わずにサーバとXML形式のデータのやり取りを行なう事で、快適なWeb操作環境を提供する対話型Webアプリケーション。
*7 DHTML :
Dynamic HTML。Webページに容易に対話性を持たせることができるHTMLの拡張仕様。 なお、日立のユニバーサルデザインへの取組みや、今回発表した「WAI-ARIA 1.0」草案の日本語版公開については、7月17日(木)、18日(金)と東京国際フォーラムにて開催される「日立uVALUEコンベンション2008」にて展示とセミナー形式で紹介します。
本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2008/07/0718a.html
株式会社 日立製作所
日立グループはコーポレートステートメント「Inspire the Next」のもと、次の時代に新しい息吹を与えつづけていきます。そして、21世紀に成長しつづける活力ある企業を目指す「ベスト・ソリューション・パートナー」として、豊かで快適な社会の実現に貢献していきます。
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